タクシードライバーがこっそり使う裏ルート、聞いてみました!

2025.06.04 コラム
「大通りって、混んでるのが当たり前なんですよ。」
そう語るのは、ベテランドライバーのNさん。
日々、福岡市内を走り回る中で身につけた、”流れのいい道”をこっそり教えてもらいました!
たとえば、大名から明治通り方面に向かうとき。
多くの車が使う大正通りは、特にバスの本数が多くて、いつも混雑。
そんなときNさんが選ぶのは、大名の細い裏通り。
「狭いけど、意外とスッと抜けられるんです。」
薬院方面に向かうときも、通い慣れた細道を通ってショートカット。
一方通行や斜めに走る道を組み合わせて、混雑地帯をスルッと回避します。
「流しで走ってても、空車のタクシーが溜まってる道ってあるんですよ。
それって、ドライバー同士でも“ここは流れる”って分かってる証拠なんですよね」
一方で、抜け道がなかなか見つからないのが「博多駅」周辺。
「ヨドバシカメラのあたりで、いつも詰まってるイメージありますよね?」と投げかけると、
「その通り。あそこはもう、抜け道ってほどの道がないんです。」とNさん。
でも、”ゼロ”ではないのがプロの技。
「めちゃくちゃ混んでたら、小柳通りに曲がって線路の下まで一気に抜けますね。」
「もしくは“住吉通り”。ここって右折が2車線あるんですけど、 後ろから見てて空いてるのが分かれば、スッと入ってショートカットすることもあります。」
少しでも早く、少しでもスムーズに。
乗っているお客さんにはわからないような、微細な判断の積み重ねが、
快適なタクシー体験をつくっているんですね。